たまにクラスにいらっしゃる方で、「先生、我慢ができなくてさっきご飯食べてきちゃいました!」という方がいらっしゃいます。
お気持ちは非常によくわかります!
私も食べるの大好きですし、空腹になるとどうしても我慢するのがつらいのです。
ピッタの私は、何か食べてエネルギーを作り出さないと動けない、頭が回らない状態に陥ります。カパさんやヴァータさんはへっちゃらなようですが。
ヨガを行う際に、お腹の中に何も入っていない状態がベストといわれる理由としては2つあります。
そして、おまけの理由が最後に1つあります。
まず一つ目の理由は、お腹の中に食べ物が入っている状態でヨガをすると辛いからです。
他の運動でもそうですが、逆に気持ち悪くなっちゃいますよね。
そして二つ目の理由としては、お腹の中にある食べ物が未消化になる恐れがあるためです。
ヨガは呼吸法です。
呼吸と一緒に動きをつけることで、全身の血行を良くします。
体とは効率的にできていて、食べているときは内臓に血液を集中させようとし、勉強しているときは脳に集中的に血液を送ります。
ということは、お腹の中にまだ消化が終わっていないものがある状態で、本来内臓に持っていきたい血液を全身にくまなくまわしてしまうと、うまく消化されずに終わってしまうことがあります。
そして、最後のおまけの理由です。
人は、空腹時に成長ホルモンが出て代謝を促します。
代謝が上がると、身体に熱を作り、老廃物などが体外へ排出されます。
つまり、お腹に何も入っていない状態でヨガをすると
お肌が若返る!痩せる!便通が良くなる!冷えにくい体になる!
ということです。
特に女性にとってはうれしいボーナスですね!
クラス前にどうしてもお腹が減ってしまったときはしょうがないです。
ガッツリと食べず、野菜ジュースやバナナなど、消化のよいものでとりあえず気を紛らわすのがいいでしょう。
現に私はそうしています。
ピッタには非常につらいですが、クラスを終えた後はいつも「あークラス前に食べなくてよかったー!」と思います。
しかし、正直に話すと、たまーにガッツリ食べてしまうときがあります。
クラス中に決まって、「なんであんなに食べてしまったんだろう…。」と激しく後悔します。
失敗も経験しながら、少しずつ自分でうまく調節することができるようになるといいですね。
ヨガの効能を最大限に受け、気持ちよくクラスを楽しむ、またはセルフプラクティスするためにも、ちょっとだけ我慢してみませんか?