前回の続きです。
踵のガサガサはどうしたら良くなる? その2
2. 冷え
中医では「冷え」は「腎」にとって大敵です。
「冷え」が身体に入ってくると、「腎」が衰えます。
「腎」は「腎臓」「膀胱」「子宮」などともリンクしていますので、体を冷やすとそれらの器官が弱っていきます。
「腎系列の臓器が弱る→腎系の反射区は足のかかとにあるのでそこに老廃物が溜まり、サインとして現れる」パターンですね。
冷房の効いた室内でのデスクワークや、冷たい飲み物、身体を冷やすサラダなどは気を付けましょう。
「腎」が弱ると老化にもつながりますので、いいことはありません。
3. 普段の生活習慣からくるもの。
運動不足やストレスがこれに当たります。
脚の筋肉はあっという間に衰えます。
普段「座りっぱなし」や「車ばかりの生活」が多く、足を動かしていないと筋肉が衰え、血液を心臓までポンプして戻す機能が低下し、結果老廃物が身体の一番下の部分、足に溜まってしまいます。
また、腎臓や膀胱、子宮に関連する経絡は脚の裏側や内側に通っています。
座りっぱなしの生活ではそれらの経絡が圧迫されたままで流れが滞ってしまいます。
また、「ストレス」は中医学でいうと「気」の流れを乱します。
結果、やはり反射区で身体の一番下の部分にある踵に老廃物が溜まり、ガサガサになったり腫れたりします。
足の裏、チェックしてみてくださいね。
自分の足の裏はノーマークな方も結構いらっしゃるようで、改めて足裏を確認し
「こんなにガサガサなっていたっけ?」
「なんか親指が内側に曲がって変形している!」
とびっくりされる方もたくさんいらっしゃいます。
ガサガサになっていたり、押すとゴリゴリいっていたり痛みを感じたら体からのサインです。
何が原因になっているのか一度ご自分の日常を見直してみてくださいね。
違和感を感じる靴を履いていませんか?
デスクワークの方は一日中座りっぱなしになっていませんか?
気が付いたときにストレッチくらいできますよね?
心やお肌に潤いが必要なように、足もケアしてあげましょう。
毎日5分だけでもいいんです。
アンチエイジングだと思って自分をケアしてあげましょう。
私の場合はテレビを見ながら足を揉んだり、毎日お風呂で7分程度足を揉んであげています。
湯船にゆっくり浸るのも効果がありますよ。
あまりガサガサがひどいときはクリームを使って念入りに足を揉んであげましょう。足だけでなく、ふくらはぎから膝の上まで全体的にもんであげるとリンパや血液が流れやすくなります。
足の裏は普段気きしない方も多いですが、自分の身体ですからしっかりと労わってあげてくださいね~。