「アップドッグ、コブラのポーズをやると腰が痛くなる」という方がいらっしゃいます。

ヨガでは「痛み」は何かを間違ってやっているサインです。

多くの場合、腰周りの筋肉がきちんと使われず、腰から折り曲げるようにしているため、背骨に過大な負荷がかかっていることが原因です。

本人は頑張ってポーズを取っているのですが、肩に力が入りすぎていたりなど、本来このポーズで使うことのない部分の筋肉に力が入っていることが多くあります。
 

腰周りというと、頑張って腹筋に力を入れる方がいらっしゃいますが、このポーズでは「腹筋=腹直筋」は弛緩させなければいけません。腰周りの筋肉と言ってもたくさんありますので、正しい筋肉を収縮し、伸ばすべき筋肉は弛緩させなければなりません。


人によっては「お腹の筋肉をどう使っていいのかわからないし、筋肉が感じられない、うまく使えない」という方もいらっしゃいます。


言葉では非常に説明しにくいので、コブラのポーズやアップドッグで腰が痛いという生徒さんには、実際に私の体の使い方を触って確認して頂いた後、その方の体を触りながら筋肉の動きを確認し、きちんと腹横筋が使えているかなどチェックしています。


また、そういった方は立っているときの姿勢でも腰周りの筋肉がきちんと使えていないことが多いです。

したがって、生理不順や、生理が止まってしまったり、尿漏れなどの症状もあります。


もし、このポーズで腰が痛くなったり、やり方がいまいち分からなければご自分の先生に相談してくださいね。

間違った方法でポーズを取り続けると、腰痛が悪化するなど、健康のためにやっているのに逆効果になりかねません。


腹横筋などの腹筋群を上手に使用し、腰を守りながらなおかつ背骨一本一本を伸ばすイメージをもってポーズを取ることが大切です。


無理をせず、気持ちよくヨガしましょう!