色々な国と都市を回っていつも思うのですが、首都だったり、大きな都市にはあまり長く滞在するとエネルギーを取り込みすぎて疲れてしまいます。
NYや東京、上海、その他、私にとってちょうどいいのは1か月まで。
膨大なエネルギーが渦巻いている都市は、その流れに敏感な人にとっては影響を受けやすく、自分のペースを崩してしまいがちです。
もちろん、そのエネルギーの刺激を心地よく思い、楽しめる方々もいらっしゃいます。
しかし、多くの方は少し周りのエネルギー量を落とさないと、自分の体がついていけなくなるはずです。
西安は私にとってちょうどいいエネルギー量を持っている都市です。
適度に都会で不便しないけど、昔からの中国が垣間見れておもしろいし、何よりも西安の人が発するエネルギーには“温かみ”を感じるのです。
逆に広州などの南の方の都市は、同じ中国でも全く異なるエネルギーを持っており、残念ながら私としてはあまりよいエネルギーを感じ取れませんでした。
トランジットで何度か利用していますが、よいエネルギーを感じたことがないので、市内に滞在しようと思う気持ちも起こりません。
エネルギーにも色々と種類があるのですが、西安の方の持っているエネルギーは“優しさ”“温かみ”“純粋さ”を強く感じます。
そして、彼らのエネルギーの特徴として、「それを感じ取れる人々を非常に元気にすること」です。
もちろん、感じ方は人それぞれですし、個人差があります。
しかし、こういった「住んでいて心地の良い地域や都市」を見つけるのは一生の宝ものではないでしょうか?
「住めば都」とは昔からいいますが、「住んでも都にならない都市」は残念ながら存在します。
私も過去に、「住めば住むほど嫌いになってしまった都市」があります。
自分のエネルギーに共鳴しないエネルギーを持つ場所に住み続けても、自分の能力を本当に活かすことはできません。
よいエネルギーが共鳴することで、よりよいエネルギーが生まれるのです。
いわゆる「相乗効果」ってやつですね!
西安は私にとってその「相乗効果」が生まれる都市だと強く感じます。
現に、西安に来てから仲よくなった方々は本当に素晴らしい人たちばかりで、みんなものすごくいい人です。
こうした繋がりを大切に、よりよい相乗効果でお互いがさらなる高みにいけるよう、これからもこの西安で切磋琢磨していきたいと思います。