家の窓から外を眺めると、真っ白です。
暖気(ヌゥアンチー)が入ったため、西安の空は全く見えない状態になり、白いもやが町全体を覆っています。
西安の人たちにとって、本格的な冬だなぁと感じる季節がやってきました。
暖気(ヌゥアンチー)が正式に入る2週間前くらいから、あちこちで石炭を炊き始めている光景が家の窓の外に見えました。
そして、1週間前にはきちんと稼働するかのテストが行われていたようです。
15日から入る予定だったのですが、朝起きて寒すぎる!!ので、絶対におかしいと思い、管理事務所に言いに行こうと思ったのですが、あいにく日曜日だったため、翌日の月曜日に行きました。
おじさんに確認してもらった結果、「工作員がバルブをオープンし忘れたねー。」とのこと。
まぁそんなことだろうと思ってましたよ。
暖気(ヌゥアンチー)は無料ではありません。
コンドミにもよるとおもいますが、現在住んでいるコンドミでは、11月15日~3月まで2,500元を前払いで支払っています。
なので、全ての部屋に通っているわけではなく、工作員のお兄ちゃんがたまに間違えてお金を払っているのに入れてくれなかったり、払ってないのに入っていたりするわけです。
エレベーターでの最近の住民の会話はもっぱら、「暖気(ヌゥアンチー)の料金を支払ったか、もうちゃんと入ったか」です。
なんとなくの感覚ですが、開始直後の現在では、半分くらいの人がお金を支払って入れているように思えます。
具体的にどういうシステムかというと、「パイプに熱いお湯を流して部屋を暖める」というふうになっています。
パイプがむき出しのところもあれば、床のフロアリングの下に埋め込まれているところもあります。
うちのコンドミでは床下にパイプが通っているのですが、初期はパイプが通っているところだけあったかくなります。
話は戻りますが、「2時間くらいすればあったかくなるよ」と言っておじさんは去っていきましたが、主人いわく「あったかくなるのに1日はかかる」とのこと。
1日経って確認してみましたが、パイプが通っているところが「かすかに生ぬるい」くらいの程度です。
部屋によっては「フロア冷たすぎだけど、ほんとにお湯来てる??」というパイプもあります。
激寒の状態ではなくなりましたが、部屋全体が暖かいわけでもありません。
うちの部屋に暖気(ヌゥアンチー)を供給しているおおもとのパイプは温かいので、そのパイプに近いところからゆっくりと徐々に温かくなっていくようです。
ちなみに、暖気(ヌゥアンチー)の石炭は一日中ずっと炊かれているわけではありません。
窓から見える煙の具合からして、だいたい4時間程度でしょうか?
きちんと確認したわけではないですが、たぶん残りの時間は「余熱」で対応しているのだと推測しています。
少しづつ暖かくなっていく部屋をうれしく思いながら、本格的な冬の到来も何気に楽しみです。
焼き芋とかおいしいものいっぱいあるからね。