私には83歳になる祖母がおります。

日本に帰るとできるだけ時間を取って、祖母に会いに行くようにしています。


さて、年齢を重ねると身体全体の水分量が少なくなるので、今まで便秘でなかった人も便秘になりやすくなります。

また、身体が以前より動かなくなるため、運動不足でなおさら拍車がかかりやすいです。


わたしにとっては「おばあちゃん」ですが、もし身近にいらっしゃる方、またはご本人が高齢の方で便秘に悩んでいる方の参考になればと思い、「私の祖母のケース」を例に便秘の対策を今回はシェアしたいと思います。

かなり長文になりますが、時間があればお付き合いください。


まず、おばあちゃんの現在の大まかな状況から。

83歳のおばあちゃんは一年半前にお風呂場で滑って以来腰を悪くし、一時期歩行が難しい時期がありました。

しかし、現在はだいぶ回復し、一人でも何とか歩けるようになっています。

ただし、長距離は無理であくまでも家の近所をカートを押しながらゆっくりと少し歩けるくらいです。

一週間に3回、デイケアへ通っているので、そこで体操をし、体力はだいぶ回復したようです。

もともと若い頃から便秘気味で、最近は寒くて歩かなくなったため余計に拍車がかかって便が出にくいようです。

おじいちゃんは既に亡くなっているので、現在は一人で暮らしています。

本人は元気なのですが、身体がついていかないため日々の生活でちょっとしたことが大変なようです。


さて、おばあちゃんの家には夕方ごろ到着しました。

まず一日目は「とにかくおばあちゃんの話を聞こう」と思っていたので、それ以外はノープランです。

ちなみにうちのおばあちゃんはとにかくよく喋ります。

高齢になると大まかに2つのタイプに分かれると思います。

「とにかくよくしゃべる人」と「寡黙で進んでおしゃべりをしようとしない人」。


案の定、到着早々おばあちゃんのトークが止まりません笑。

まぁ、しゃべる元気があるというのは喜ばしい事です。

「とにかくよく喋る」方は、それがストレス発散方法でボケ予防となりますので、話を聞いてあげるのが一番良いです。

人と喋ることによって脳も活性化され、若返ることができます。


おばあちゃんの話を聞きながら、しきりに「お茶のおかわりを進める」ようにしました。

先ほども書きましたが、高齢になると身体の水分量がかなり減ってしまうので、こまめな水分補給は大切です。

また、この水分補給により小腸や大腸などの内臓も潤うので、便秘にも効果的です。

ただし、冷たいものは便秘にはNGなので、温かいものを飲んでください。

本当は白湯がベストなのですが、飲みやすいお茶でも大丈夫です。


しばらくおばあちゃんの話を聞いていると、「2階の掃除がしたい」ようなことを言い始めました。

腰を悪くしているおばあちゃんは2階にあがるのも少し大変で、おばあちゃんの家の掃除機は重いので、1階から持って運ぶのも大変なようです。

また、腰を痛めているおばあちゃんは掃除機をかける体勢になると腰に負担がかかり、それだけで腰が痛いとのこと。


ということで、時刻は夕方の5時でしたが早速2階の掃除をすることにしました。

おばあちゃんは「悪いからいいよ」と言いますが、ここで「あ、そう。わかりました。」と言ってはいけません。

高齢の方は遠慮をする方が大変多いのですが、本当は助けてほしいのです。

「たまにしか来ないから、今日くらいはおばあちゃん孝行させてよー。」などと言いながらさっさと掃除を始めます。


もし動ける元気があるようでしたら、掃除は良い運動になりますので便秘対策にも効果があります。

今回私が掃除機をかけている間、おしゃべりをしながらおばあちゃんには窓を開けてもらったり、簡単な片づけを一緒にやってもらいました。

冬は寒くて外に出なくなってしまうので、室内の暖かいところでできる掃除は散歩の代わりにいいですよ。

掃除機をかけ終わる前におばあちゃんの作業が終了してしまったので、壁の手すりを持ちながら便秘に効く足あげ運動をしてもらいました。

足を交互にあげるだけなので簡単です。

ポイントは、「できるだけゆっくりやること」と「胸に足を引き付けるように意識すること」です。


2階の掃除が終わると6時前です。

お惣菜を買ってきておいたので、ご飯を炊いて一緒に食べました。

ここで気になったのが「早食い」。

おばあちゃんはずっと商売をやってきたので、ご飯はささっと済ませていたようです。

その癖で、今でもささっと食べてしまっています。


早食いは便秘にはよくありません。

また、自分が早食いをしていると気づいていない方も多くいらっしゃるようです。

よく噛んであげることで、胃や腸の負担が激減します。

あまり噛まずに食べると胃腸にその分消化の負担がかかるので、かなり胃腸が疲れてしまします。

胃腸がつかれると当然、便秘になりやすいです。


さて、この「早食い」への対策はすぐにはできませんので明日へ回すことにしました。


食事が終わっても引き続き水分補給です。

ずっとお茶で飽きてしまったので、コーヒーや紅茶に切り替えながら寝るまでおしゃべりをします。

コーヒーは薄く入れて飲むと、人によってリラックス効果があります。

高齢の方は夜はゆったりと過ごす方がよいでしょう。

リラックスして眠りにつきやすくなります。

この「眠る」というのも便秘には効果があるのです。

これについてはまた別の記事で今度詳しく書こうと思いますが、眠っている時間は「デトックス」の時間帯です。

健康な方は眠っている間に便がどんどん作られます。


ところで、高齢の方で「あまり水分補給をすると夜トイレに起きる回数が増えるから嫌だ」という方がいらっしゃいますが、それは正確な情報ではないと思います。

人によってはトイレに行く回数が確かに増える方もいらっしゃると思いますが、私が色々な方の情報を聞いた経験上、「一回のおしっこの量は増えるが、回数は大して変わらない」ことが多いです。

高齢の方はまず、身体の水分補給が第一に大切になってきます。

身体に潤いがないと、細胞もどんどん老化してしまいます。

また、おしっこは老廃物を体外に出すうえでとても大切な役割をになっていますので、どんどん出したほうがよいのです。

なので、「トイレに行って、おしっこで老廃物を出すということはアンチエイジングだ」とウキウキしながらおしっこをして欲しいと個人的には思っています。


さて、たくさんおしゃべりしたのと、掃除で適度に動いて疲れたのか、9時にはおばあちゃんは寝てしまいました。

いつもなかなか寝付けないと言っていたのでよかったです。

少し長くなりましたので続きは次の記事で書きます。