西安に来て実感したのだが、「乾燥地帯、砂漠地帯はピッタにとって天国だ!」ということ。

(まぁ、当然ですよね、ピッタは内陸の遊牧民的な気質だから。)

 

この土地に来て、本来の自分の心の平静さを取り戻しているように思います。

 

日本にいた時は、夏の湿気のひどさに耐えられないし、フィリピンは問題外。

湿気と暑さが苦手なピッタにはかなりつらい気候だった。

オーストラリアとアメリカは場所によりけりだが、まだ学生で若かったためそこまで意識しておらず、細かい事まで覚えていない。

 

とにかく、西安は絶対ピッタに合っている!

とても過ごしやすく、自然と心も穏やか。

食べ物もすごくおいしいし、ピッタに合う食事も豊富。

 

具体的に例を挙げると、まず「水と油」。

ピッタは基本的に脂性。お肌は常に脂ギッシュなのです。

日本とフィリピンにいた時は湿気も相まって脂肌加速状態。

油を使った料理も極力取らないようにしていたが、フィリピンでは無駄な抵抗に終わる…。

 

西安ではむしろ油が足りないくらい。

毎日油を摂取しないと、乾燥から体を守ることが追い付かない。

キッチンにある中華鍋も油の蒸発が激しいので、一日使わない時は油さしが欠かせない。

 

油関係の余談でいくと、ボールペン。

すぐにインクがなくなるー!

日本で買ってきた新品のボールペンが一か月で寿命を迎える。

もちろん、インクは使い切ってます。

 

「あれ??もうこんなにインク少なくなってる??」と初期の頃は不思議だったが、どうやら乾燥地帯なのでインクも蒸発してしまう模様。

他にも、飲みかけのコーヒーなど、色々と蒸発が甚だしいです。

 

お水については私はピッタなので、基本水分はあまり欲しいと思わない。

知り合いや周りの人間でがぶがぶ水を飲む人を見るが、不思議でたまらない。

どうしてそんなに水分を摂ることができるのか??

私は体自体が拒否するので、猛烈に口が乾いていない限り、一口だけ飲めば十分だった。

 

しかし、西安に来てからこまめに水分補給をするようになった。

なんせ乾燥が甚だしいので、いくらピッタの私でも水分を補給しないと追い付かない。

 

油も水も、いい意味で気持ちよく体内に存在できる西安が好きです。

今までは脂性の肌を悩んでいたけど、西安では逆にありがたく思うし、水についても、体の中で新鮮な水分が循環しているのが分かる。以前にはなかった感覚。

 

中国らしいところで言えば、道端で度付き合いをしてケンカしているカップルや、大声でスタバで喧嘩している家族を見ると、「人の迷惑も考えずによくやるよ」ではなく、「こんな公衆の面前でそれだけ周りを全く気にせず喧嘩できる中国人すげー、スーパーピッタだね!」なんて思ったり。別の意味である種の尊敬。ピッタの想像を超えるピッタがここにはいて、とにかく日常が面白い。

 

バスに乗っていたとき、もうかなりお歳のおばあちゃんが(たぶん80代)自分の降りるバス停で降りられなかった。

お歳なので、座っていた席から降車口までよろよろと歩いて時間がかかったのだ。

若い運転手はそれに気づかずドアを閉めてしまった。

そしたら背筋をピシッと伸ばして「あたしゃ降りるんだよ!さっさとドアをあけろバカ!」と物凄い大声で怒鳴る。乗客みんな視線はおばあちゃんに釘付け(笑)

どうやったらそんなに大きい声出せるの???

極めつけに出ていくときにも「てめえの目は節穴か、このぼんくら運転手!」と捨て台詞。

たくましいし、元気だなぁ。日本じゃ絶対あり得ないね…。

 

ピッタの配分にもよると思いますが、ピッタ気質が強い方には西安おススメです!