中医 陰と陽 時間 バランス まなみヨガ 西安

たまには真面目に東洋医学のお話を書いてみようかなぁと思います。

 

ヨガでもそうですが、何事もバランスが一番大切!

東洋医学でも、根本の考え方は同じです。

 

下のマーク、皆さんも一度は見たことありますよね?
太極図

このマークは「太極図」と呼ばれるもので、白い部分は「陽」、黒い部分は「陰」を現わしています。

全ての物事は、この「陰」と「陽」で成り立っているという考え方です。

 

なので、人間の身体も「陰」と「陽」でそれぞれ分けられていますし、食べ物も、時間もそうです。

例えば、五臓六腑。

五臓は「陰」、六腑は「陽」の臓器として東洋医学では考えます。

食べ物も、身体を冷やす食べ物は「陰」、温める食べ物は「陽」です。

時間帯は、昼は「陽」、夜は「陰」の時間です。

とにかく、全ての物が「陰」と「陽」なのですよ。

 

この「陰」と「陽」のバランスをうま~く取ると、健康で幸せな人生を送れるのです。

例えば一番分かりやすい例ですと、生活リズム。

時間は細かくいうと、以下のように区分されています。

もっと細かく分けることもできるのですが、今回は簡単に。

 

2時から6時は「陰中の陽」

6時から12時は「陽中の陽」

12時から18時は「陽中の陰」

18時から2時は「陰中の陰」

 

「陽」の気が盛んな間は活動に向いています。

太陽の光を浴びるなどして、うまく「陽」の気を身体に取り入れるとよいといいます。

「陰」の気が強まる時間帯は、なるべくおとなしく心穏やかに過ごすのがよいとされています。

リラックスして、身体の中で「陰」を養うように心がけましょう。

 

なので、夜中に起きて活動して日中は寝ているという生活を続けたりして夜更かしする癖がついてしまうと、身体の中の「陰」と「陽」のバランスが崩れたり、「陰」の気が弱まったりして体調を崩します。

 

「陰」の時間帯は、身体を修復する時間でもあります。

身体の中でデトックスの作業が行われていたり、ホルモンが分泌される時間帯です。

 

「陰」の時間帯に「陰」の気を養うことができずに「陰」の気が弱まると、体の細胞がうまく修復されません。

身体の中の「陰」の気が不安定だと、おのずと「陽」の気も不安定になります。

日常生活で、この「陰」と「陽」のバランスをうま~く取っていくことが大切なのです。

 

東洋医学は本当に面白くて奥深いです。

またコツコツと色々なトピックでアップしていきますね。