ナチュラル生活1年生

7年の海外生活を経て、日本に戻ってきました。 今までのヨガ、中医の生活に加えて、体にも自然にも優しいナチュラルライフを少しずつ日本で取り入れていきたいと日々勉強しています。

タグ:だるい

日本滞在中のプライベートレッスンで

「私、汗がかけないんです。どうやっても全然汗が出なくて、すごく冷え性なんです。
また、便秘もひどくて…。」

という30代後半の女性の方がいらっしゃいました。

 

試しにヨガをやりながら体を見てみると、本当に全く汗が出ません。

普通であれば汗が出るようなシークエンスを行いましたが、全く汗が出ないのです。

ヨガ後の顔は白く、お肌はサラサラです。

 

その方は、別に体がガチガチに硬くなっているわけでもなく、柔軟性もあり、ポーズもすんなりと取っているので、それなりに筋肉も動いています。

 

これは体のサインとして良くないことが起きているということですので、さらに詳しくお話を伺ってみました。

 

その方の症状をまとめると

・極度の冷え性で、プライベートでは絶対に冷房をつけない。
 冷房の効いている会社では夏でも常に厚着。

(今年の夏の猛暑でも自宅では冷房なしでちょうどいいとのこと)

・運動はしたいが、仕事が忙しくできていない状態。

・むくみがひどい。特に脚全体。

・便秘がひどい。

(下剤を飲んでも出ないので、続けて何錠か飲まないと出ない)

・時々膀胱炎になる。

 

こういった状況がもう何年も続いているとのこと。

 

足のむくみと冷えがひどいとのことでしたが、ハムストリングも硬くなく、股関節の稼働も問題ありません。

 

これだけ体が問題なく動くのに、上記の症状があるという事は、思い当たる原因は1つしかありません。

 

試しに食生活やその他もう少し聞いてみました。

 

・普段何を飲みますか?

・水分補給はどの程度しますか?

・果物は好きですか?

・甘いものやお菓子は食べますか?

・普段、どういう食事内容ですか?

・減塩の食事をしていますか?

・お風呂は湯船ですか?シャワーですか?

 

話を聞いた結果、やはり

 

塩不足が原因による体の内部の冷え

 

でした。

 

一時、塩は体に悪いという間違った認識から減塩がよく叫ばれていましたが、人によっては塩が足りなくて不調を引き起こす方もいらっしゃるのです。

 

特に、体が冷えている方は体を温める効果のある塩が足りていないことが多いです。

塩は胃で消化液となり、腸では蠕動運動を助けます。

その他にも、塩は人間の生命活動に不可欠なものですので、塩が足りなくなると生命活動自体低下してしまいます。

 

生命活動自体が低下してしまうので、原因不明、もしくはよくわからない体調不良が続くのです


例えば、

 

・体がだるい

・朝起きるのがつらい

・やる気が起きない

・疲れやすい

・めんどくさがりになる

・便秘、下痢

・体がふらつく、めまい

・すぐに風邪を引く

・ひどい肩こりや腰痛

・膀胱炎、頻尿、尿の出が悪いなどの泌尿器系のトラブルや悩み

 

これらの症状は、「これが原因!」というものがなく、「ストレス」「もう歳だから」などという言葉で片づけられることが多いです。

また、「私はそういう体質なのよ」と思い込んでいる方々もいらっしゃいます。

したがって、「塩不足が原因」だとは多くの人は気づきません。

 

ちなみに、私のクラスを受けた女性の方は、食事にはものすごく気を使って、健康に良いものを食べていましたが、身体内部の冷えと塩不足で胃と腸の動きが鈍っていたため、せっかく体にいいものを食べても、それをきちんと栄養として取り入れることができない状態になっていました。

 

まずは、食事をとる際に塩を補給しましょう!

ただし、精製された塩ではなく、岩塩などの自然塩を使ってくださいね。

摂りすぎた塩は、尿で出ていくので大丈夫ですよ。

 

そして、体、特にお腹を温めること!

温かい飲み物(白湯をおススメします)を飲んだり、腹巻をしてお腹を温めましょう。

 

フルーツなどは確かに健康に良いのですが、あまり食べ過ぎると体の中の塩が相対的に減ってしまいますし、体を内側から冷やす食べ物ですので、塩を振りかけて食べるとか、温かい飲み物と併せて摂るなどの工夫をしてくださいね!

 

とにかく、体を温めることがまず基本ですよー。

 

以前YouTubeでアップした好転反応の動画について、「これは好転反応なのか?」「好転反応の症状が辛くて耐えられない。ヨガを一度やめた方がいいの?」「好転反応が出ていてもヨガやって大丈夫?」などのご質問を頂きましたので、自身の体験した好転反応も含め、もう少しこのトピックについて書いてみたいと思います。

(中国滞在中はYouTubeにアクセスできませんので、ブログでの補足となります。)

 

まず、私が今まで体験した好転反応は以下です。

・お腹、背中、胸の発疹

・ガスがたまりやすくなる

・(少し恥ずかしい話ですが)おならがちょっと臭くなる

・お通じが良くなり、気持ちよく排泄物が出る

・やけに鶏肉が食べたくなる、もしくは全然お腹が減らず食べたいと思わない

・頭痛

・にきび、吹き出物(私の場合は毎回おでこと左目に出ます)

・目やにがいつもより多い

・全身の倦怠感、だるさ

・強い眠気

・気持ちがすっきりしてやる気が出る

・集中力が増す

・体が軽い

・体が異様に暑くて夜が寝苦しい

 

結構たくさんありますね。

だいたいヨガ後2~4時間後に現れるか、翌日の朝反応が出ます。

 

反応はその時の体のコンディションによって様々です。

全て出るわけではなく、毎回出ているわけでもありません。

 

最初はわからなくても、自分の体の事を理解するうちにだんだんとわかるようになってきますよ。

 

私はしばらくヨガをサボった後にまたヨガをやると出たり、気合を入れてヨガの技術の向上のために頑張ってヨガをやると反応が出やすいです。

 

好転反応が出ている最中でもヨガはやって大丈夫です。

ただし、あまり強く反応が出るようでしたらよくありません。特に、発疹や下痢などは辛いですよね。

そうした場合はヨガを少し優しいポーズに切り替えるか、ヨガを行う時間を短くしてください。

症状によってはやらない方がよいポーズなどもありますので、先生と相談してからプラクティスを行ってくださいね。

 

それでも症状が辛いようでしたら、一度ヨガを中止しても大丈夫です。

症状がおさまってから優しいヨガからまたゆっくりと始めてくださいね。

 

好転反応は身体がデトックスされている証拠ですので「老廃物や毒素が体の表面に出て来てるんだ」と認識し、自分自身と向き合うことが大切です。

好転反応の症状が強く出ている方は特に、どうして老廃物や毒素が体に溜まってしまったのか、日々の生活を振り返ってみるいい機会になると思います。

少し強めの言葉で言うと、それだけ毒素を溜めてしまったのは自業自得なのです。

 

私も、発疹の症状が一年に一回出るか出ないかなのですが、発疹の症状が好転反応として出るときは決まって思い当たることがあります。

 

・環境が変わって知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまっている。

・日本滞在中に気を遣いすぎて神経が疲れてしまったとき(笑)。

・健康的でない食事が続き、なおかつヨガ以外の仕事や雑用でバタバタしている。

・大きな悩みやストレスがある。

 

上記に加えてヨガをする時間がなかなかとれず、軽く運動不足になった状態でパワーヨガなどのハードなヨガやホットヨガをすると発疹が出ます。

神経がいきなり刺激されすぎてオーバーヒートしてしまうようです。

 

今は自分の体をよりよく理解できるようになったので、急に「ハードなヨガでストレス解消!!」ではなく、

リストラクティブ系のヨガでゆっくりと、お疲れ気味の自律神経に語り掛けるように「まずリラックスしながら体を徐々に慣らしていく」ことを心がけています。

 

暴飲暴食や、不規則な生活、ストレス、薬などで老廃物や毒素は溜まりやすいです。

ただ、いくら気をつけていても、生きている以上老廃物や毒素は自然と溜まってしまいます。

人間が生命活動を行っていくうえで、老廃物や毒素は副産物としてできてしまうのです。

 

その老廃物や毒素をスムーズに体の外に出せるよう、ヨガをしながら自分の体を知り、好転反応などを通じて体とのお付き合いの方法を理解していきましょうね。

 

 

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