ナチュラル生活1年生

7年の海外生活を経て、日本に戻ってきました。 今までのヨガ、中医の生活に加えて、体にも自然にも優しいナチュラルライフを少しずつ日本で取り入れていきたいと日々勉強しています。

カテゴリ: Ayurveda アユールヴェーダ

小五台 登山 まなみヨガ 西安

最近はお山に行くのにちょうど気候がいいということもあり、よく山に遊びに行っています。

個人的に山に行く人とは気が合うことが多いですし、たくさんの動物や自然に癒されます。

写真は、この間遊びに行った「小五台」という山です。
またレポートはそのうちアップします。
木が面白い形になっていて、誰かがちょっと手を加えてお猿さんの顔みたいになっていました。
かわいいですね!

 

「動物を見ていて癒される、動物が好きだな」というのは昔から感じていたことなのですが、

中医学やヨガをお勉強してその理由がなんとな~く分かったような気がします。

 

「動物は自分に素直」

つまり要求が直接行動になるので、何の雑念もなく真っ直ぐに生きているその姿勢が「気持ちいい」と私なりに感じているようです。

「〇〇したいんだけどね~」と言いながら結局できていないということがないんですね。

 

以前に、「こころと身体がバラバラになっている人が多い」というようなことをブログで書きましたが、なかなか「こころと身体がひとつになっている人」なんて実際いません。

人間社会の色々なしがらみのなかで、我慢しなきゃならないこともたくさんあるし、自分の思い通りにできないこともあります。

 

山に行って自然の中でのびのびと生きている動物たちや植物を見ると、本来どうあるべきかという理想の姿を見ることができます。

そして「こころと身体が一体になっている」ので、動きやその佇まいに変な違和感を感じません。

たまに目があうと、じーっと澄んだ瞳で見つめてきますし、そうかと思うとまた食事に集中し始めたり、仲間となにやらおしゃべりし始めたり。

自分の心の赴くまま、ピュアな感情で生きているなぁと思います。

あ、赤ちゃんも同じですね。

だから、赤ちゃんを見ると自然と幸せな気持ちになりますよね。

 

アーユールヴェーダ的にいうと、「オージャス(生命力)」で溢れていて、キラキラしている~!ですね。

人間みたいに何かを心配したり、思い悩んだりというふうなそぶりはなく、清々しく生きるその姿に感動するんですよね。

 

自分のやりたいことをやって輝いている人を見ると、パワーを分けてもらえるのと一緒で、何の迷いもなく生きる動物たちを見て、そのパワーをおすそ分けしてもらっているように思います。

 

ヨガも「自分らしく生きる」ための手段なので、ヨガと山との繋がりを発見しました!

山に行くことも、私にとっては「ヨガ」なんですね。

まなみヨガ 西安 夏

最近西安は急に暑くなってきています。

西安の春は短いので、そろそろ夏が近づいてきたようです。


ところで、アユールヴェーダでいうピッタの体質が強い私は、夏は大の苦手です。

とにかく暑すぎてやっていられないことが多いので困ります。


もともと他の人と比べて身体が熱いので、冬の気候がちょうど過ごしやすいのです。

外の気温が高いと、いくら体から熱を発散しても身体は熱いままなので、汗がとまりません笑。


「冷たいものを飲むと身体を冷やすからよくない」とか、

「お腹を出して寝るとお腹をこわすよ」とかよく言うと思いますが、

ピッタの体質が強い私は冷たいものを摂取して身体を冷やさないと逆に体調が悪くなります。

お腹も出して寝ないと体の熱がうまく発散されず、ものすごく寝汗をかいてこれまた朝起きたときにはぐったりです。


内臓に熱と湿気が溜まりすぎてダウンしてしまうんですね。

ちなみに私の主人はヴァータ体質なので、お腹は常に冷たく、私とは正反対の体質です。


最初の頃、主人に何度となく「掛け布団はいらない」「お腹を冷やさなきゃ」と言っても全く理解してもらえず、私の寝ている間に掛け布団をかけてくれたりしていたようです。

朝起きると寝汗びっしょりの日々が続き、なんでこんなに体調が悪いのか不思議で主人と話をするうちに知らない間に布団がかけられていたことに気づきました笑。

主人曰く、「何回布団をかけてあげてもすぐにはがしちゃうから、何度も何度もかけてあげてたんだよ」と。

親切に布団をかけてくれて本当にありがとう、でも、本当にいらないんです...


お腹をこわしやすい方には理解するのが困難だと思いますが、私たちのような「お腹が熱す過ぎて、冷まさないといけない人」もなかにはいるんですよ。

今では主人も理解してくれて私の眠っている間に布団をかけるのはなくなりました。

しかし、未だに「信じられない」と言われます笑。

私からしたら、お腹が冷たい人のほうが不思議に思えてなりませんが。


ピッタの体質の人は、身体に熱を持ちやすいので内臓の働きがよく、いくら食べても全然太りません。

しかし、常に熱が身体の中で発生しがちなのと、感情の動きによって一気にカーッと熱が発生しやすいので体温コントロールは非常に重要です。


もちろん、冷たいものを摂取するときは注意が必要です。

キンキンに冷えた水を一気飲みは明らかによくないので、身体を冷やす食べ物を上手にタイミングよく摂取したり、身体の状態に合わせながら熱くなりすぎないうちにコツコツ冷ますのを私は心がけています。


ピッタの仲間の皆様、これからピッタにとっては少し大変な季節の夏がやってきますが、うまく体の熱をコントロールしてなるべく気分よく過ごしましょうね~!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は毎日自分の尿の量や、頻度、色を体調のバロメーターとしてチェックしているのですが、

風邪を引いてから3日間、体調が良くなったにも関わらずずっと尿の色が濃かったです。

やっと昨日の夜から正常に戻りました!

 

自分ではいつものように体調が戻ったと思っていても、身体はまだ大量に排毒しているのですね。

こういうときは風邪をぶり返さないように、油断禁物です。

 

さて、私の場合、尿の色はいつもは朝一番だけ濃く、そのあとは薄いレモン色です。

それがここ3日間ほどはずーっとコンスタントにいつも濃い色の尿になっていました。

 

あまりお上品なお話でないので、写真を本当はアップしたいのですが自主規制します。

 

尿の色は体調の大切なバロメーターになります。

色が濃いということは、毒素などの老廃物などがたくさん排出されているということです。

 

健康な人は、朝起きるとまずおしっこをしたくなります。

これは、寝ている間に腎臓が毒素や身体に不要なものを尿として作り出すためです。

 

なので、私も毎日起きたらすぐにトイレに行って尿を出します。

時には尿意で起きてしまうくらいの日もあります。

たまに、朝起きても尿意を催さない方がいます。

そういった方は、身体の体内時計がおかしくなっているか腎臓などが疲れている可能性がありますので、注意してくださいね!

 

睡眠中は、身体がデトックスされている時間帯です。

したがって朝一番の尿は、一日の中でも一番色が濃いのです。

 

その後、引き続き腎臓は働いてくれていますが、日中は夜に比べて排毒は促進されませんし、水分が時々補給されるので尿の色は薄くなります。

 

ちなみに、尿の色があまり茶色い色に濃いのもよくないんですよ。

色が「濃い」といっても、オレンジが濃いくらいです。

夏に多いのですが、体温が高くなりすぎると尿の色が茶色がかって濃くなります。

あまり高い体温は身体にとって逆に良くありませんので、少しからだの火照りをさますのがいいです。

 

今回私は少し熱がありましたので、ちょっとだけ茶色のかかった濃い尿が出ていました。

この場合は、いったん体温を上げて「寒邪」と「湿邪」に対抗する必要があったので、仕方ないかなぁと思っています。

 

皆様も、自分の体から出される「尿の色」、気にかけてみてくださいね!

身体の調子を知ることができますよー。

西安に来て実感したのだが、「乾燥地帯、砂漠地帯はピッタにとって天国だ!」ということ。

(まぁ、当然ですよね、ピッタは内陸の遊牧民的な気質だから。)

 

この土地に来て、本来の自分の心の平静さを取り戻しているように思います。

 

日本にいた時は、夏の湿気のひどさに耐えられないし、フィリピンは問題外。

湿気と暑さが苦手なピッタにはかなりつらい気候だった。

オーストラリアとアメリカは場所によりけりだが、まだ学生で若かったためそこまで意識しておらず、細かい事まで覚えていない。

 

とにかく、西安は絶対ピッタに合っている!

とても過ごしやすく、自然と心も穏やか。

食べ物もすごくおいしいし、ピッタに合う食事も豊富。

 

具体的に例を挙げると、まず「水と油」。

ピッタは基本的に脂性。お肌は常に脂ギッシュなのです。

日本とフィリピンにいた時は湿気も相まって脂肌加速状態。

油を使った料理も極力取らないようにしていたが、フィリピンでは無駄な抵抗に終わる…。

 

西安ではむしろ油が足りないくらい。

毎日油を摂取しないと、乾燥から体を守ることが追い付かない。

キッチンにある中華鍋も油の蒸発が激しいので、一日使わない時は油さしが欠かせない。

 

油関係の余談でいくと、ボールペン。

すぐにインクがなくなるー!

日本で買ってきた新品のボールペンが一か月で寿命を迎える。

もちろん、インクは使い切ってます。

 

「あれ??もうこんなにインク少なくなってる??」と初期の頃は不思議だったが、どうやら乾燥地帯なのでインクも蒸発してしまう模様。

他にも、飲みかけのコーヒーなど、色々と蒸発が甚だしいです。

 

お水については私はピッタなので、基本水分はあまり欲しいと思わない。

知り合いや周りの人間でがぶがぶ水を飲む人を見るが、不思議でたまらない。

どうしてそんなに水分を摂ることができるのか??

私は体自体が拒否するので、猛烈に口が乾いていない限り、一口だけ飲めば十分だった。

 

しかし、西安に来てからこまめに水分補給をするようになった。

なんせ乾燥が甚だしいので、いくらピッタの私でも水分を補給しないと追い付かない。

 

油も水も、いい意味で気持ちよく体内に存在できる西安が好きです。

今までは脂性の肌を悩んでいたけど、西安では逆にありがたく思うし、水についても、体の中で新鮮な水分が循環しているのが分かる。以前にはなかった感覚。

 

中国らしいところで言えば、道端で度付き合いをしてケンカしているカップルや、大声でスタバで喧嘩している家族を見ると、「人の迷惑も考えずによくやるよ」ではなく、「こんな公衆の面前でそれだけ周りを全く気にせず喧嘩できる中国人すげー、スーパーピッタだね!」なんて思ったり。別の意味である種の尊敬。ピッタの想像を超えるピッタがここにはいて、とにかく日常が面白い。

 

バスに乗っていたとき、もうかなりお歳のおばあちゃんが(たぶん80代)自分の降りるバス停で降りられなかった。

お歳なので、座っていた席から降車口までよろよろと歩いて時間がかかったのだ。

若い運転手はそれに気づかずドアを閉めてしまった。

そしたら背筋をピシッと伸ばして「あたしゃ降りるんだよ!さっさとドアをあけろバカ!」と物凄い大声で怒鳴る。乗客みんな視線はおばあちゃんに釘付け(笑)

どうやったらそんなに大きい声出せるの???

極めつけに出ていくときにも「てめえの目は節穴か、このぼんくら運転手!」と捨て台詞。

たくましいし、元気だなぁ。日本じゃ絶対あり得ないね…。

 

ピッタの配分にもよると思いますが、ピッタ気質が強い方には西安おススメです!

 

国慶節 中国 まなみヨガ西安


中国は国慶節で観光地以外はみんな一週間ほどお休みです。

住んでいるコンドミの窓から2環路を見下ろすと、あちこちで中国の国旗を付けた車が走っています。

お店や商店などは大きな国旗を掲げていますね。爆竹もあちこちで鳴っています。

道路を歩いていると、たまに何の前触れもなく至近距離で爆竹がものすごい音を立てて鳴り響くのでびっくりしますが、みんなで一緒に祝日をお祝いしている感じが何だかいいですね。



主人が、「日本も昔は旗日には国旗を出したり、着物を着たり、旗日のあいさつをしたりしたんだよ。」と。

確かにそういわれてみると小さい頃、祝日になると日の丸の旗が近所のあちこちにあったかもしれない…。

記憶が曖昧です。



旗日には中国でも旗日のあいさつがあるとのこと。

若い人にはあまりしませんが、年配の方にはきちんと旗日のあいさつをするのが礼儀なようです。



西安のヨガの教室もどこもがっつりお休みなので、この休みを利用し、前々からやりたいと思っていた生理学の資料の整理&まとめをやってます。



私の場合ピッタの性格上、時間をたくさんとって集中してやらないと整理するということはできません。

少しづつ時間を取って作業するのが苦手なんですよねー。まとめて一気に片付けてしまいたいのです。

なんせピッタは短気ですので、長期的に計画を立ててやるのは性格上向いていません。



また、ピッタは集中すると止まらなくなります。

昨日も深夜3時までひたすら情報の整理&まとめをノートやパソコンを使ってやっていました。



今朝も神経の興奮状態は続き、朝から色々と思いついたことをノートに書き留めたり、調べ物をしたり。

凝り性で完璧主義のピッタの性格は、一度スイッチが入ってしまうとなかなか止められません。



こういう時のピッタはお腹が減っても構わず集中できるんですよねー。

いつもはお腹が減るとダメダメなのに、好きなことに熱中したりするとお腹が減ってもへっちゃらです。



ただ、ピッタは好きなこと以外は基本的にやりません。

なので、学生時代はテスト前など、好きな教科以外はギリギリにならないと勉強しなくて毎回やばい!!と一夜漬けが多かったです。



気がつけば昨日から深夜の夜食も、朝ご飯も、お昼御飯も全部すっ飛ばしてまとめ作業をしていました。

主人があきれて何とか遅いお昼ご飯に連れ出そうとせっついてくるので、せっかく集中しているのを止めたくなかったのですが、しぶしぶきりを付けてご飯を食べました。

幸い、もう少しで一段落できそうです。

今日はこれからこの国慶節のお休みを利用して、友人同士で火鍋をしようとお友達の家に呼んでいただいたので、ピッタモードを何とか一時停止して楽しんできたいと思います。



 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

以前のエントリーで書いたピッタの話のリクエストが多かったので、続編です。


ピッタはお腹がすくともう動けなくなるというお話をしました。


とりあえずお菓子でも軽くつまんでおけばいいじゃない、食事まで飴でもなめればいいじゃないと思うかもしれませんが、ピッタはだめなのです。ガソリンを満タンに入れてあげないと再起できないのです。中途半端に
1Lなど入れられても何もうれしくありません。
なので、とにかくエネルギーになるような炭水化物やたんぱく質がもう今すぐ食べたくて居てもたってもいられなくなります。
食べられない、お腹が満たされないとかなり不機嫌になります。


この時、ピッタへの発言や対応は細心の注意が必要です。なぜならちょっとしたことや大したことない事ですぐに怒るからです。一度怒り出したらもう止まりません。
ずっとブツブツ言い始めますよ。


「そこにあんぱんがあるからそれでも食べればいいじゃない。」などは厳禁です。
炭水化物だからいいと思われるかもしれませんが、ピッタはお腹が減ると甘いものは一切受け付けません。とにかく、「食事」が欲しいのです。

この時のピッタの気持ちとしては、「あんぱんは食事ではない、こんなものでは足りない。また、そもそも甘いものはいらない、
3時のおやつじゃないんだから。わかってないなぁ。」です。


ある程度心理的に距離のある他人であれば気を使って怒ることはまれですが、関係の近い奥さまや旦那様、友達などは直接被害を被ります。


ピッタがお腹減ったと言い出したら速やかに食べ物を与えるかレストランを探してください。


また、ピッタの弱点として、お腹が満たされてリラックスすると眠たくなります。
食後
30分で寝てしまうこともよくあります。それが体にとっていいのかはさておき、とにかく眠たくなるのです。

そして、夜寝る前にお腹が減ると眠れなくなります。

基本的に病気をしない、お腹も壊さないピッタですが、弱点としてお腹が減るとどうしようもなくなるんですね。

皆さんの周りにもピッタの方、いらっしゃいますか??




 

 

アユールヴェーダにドーシャという考え方があります。人の性格を3つの要素に分けた性格・体質診断のようなものです。

昨晩、Mさん家族に送別会を開いていただいたときにドーシャの話で盛り上がりましたので、特にピッタの気持ちについて書いてみたいと思います。

 


私のドーシャはピッタの要素がとても強く、カパとヴァータはほんの少しです。                            

ピッタは朝起きるととたんにとてもお腹がすきます。下手をするとお腹がすきすぎて起きてしまうほどです。

なので、朝からカレーや揚げ物は大歓迎です!朝からご飯2杯にもりもりのおかずは基本です。朝しっかりと食べないと、一日動けません。燃料切れの状態で本当に力がでないのです。私も自分でよく感じるのですが、体の中で燃やすものがないから力がでない、お腹が空っぽ…なのです。車のガソリンと同じです。どちらかというとハイオクです。


朝だけでなく、基本的に毎食かなりの量を食べます。そうしないと、体の中でどんどん燃えてなくなってしまうので足りないのです。常に体の中が燃えているので、どんどん薪をくべていく感じです。燃やす燃料がなくなると急に動けなくなります。本当に突然動けなくなるのです!

車のガソリンがなくなると止まってしまい、全く動かなくなるのと一緒です。というか、動きたくても動けないのです。燃えるエネルギーがないので力が出ず、自分でもどうしようもありません。

 


日本人は大半がカパとヴァータのようです。ピッタの性質が強い人はとても少ないです。

たまに大食いのテレビ番組などをやっていますが、大食いの方たちはおそらくピッタの性質が強いのでしょう。一時期日本で朝カレーが流行りましたが、朝カレーができる方はピッタの要素を持っているはずです。逆にカパとヴァータは朝カレーは無理でしょう。カパとヴァータは朝からそんなに食べるなんて不可能と言います。朝からそれだけ食べてしまったら、一日中体が重くてしかたがないと。

ピッタからするとびっくりですが、そういうものだそうです。

 


ということで、家族の中にピッタがいらっしゃる方、もしくは彼氏彼女がピッタの方、とてもたくさん食べますが、しょうがないのです!生きていくためのエネルギー源がないと、ピッタはとっても辛いのです。

お互いの性質を理解し、尊重しあえたらなぁと思います。

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