ナチュラル生活1年生

7年の海外生活を経て、日本に戻ってきました。 今までのヨガ、中医の生活に加えて、体にも自然にも優しいナチュラルライフを少しずつ日本で取り入れていきたいと日々勉強しています。

カテゴリ: Anatomy 解剖学

Jo Phee 陰ヨガ ティーチャートレーニング まなみヨガ2

陰ヨガのTTCが終わり、やっとほっとできています。

学んだ知識は膨大ですが、少しづつ自分のものにできるよう、コツコツと勉強を続けていく予定です。

 

今回は総勢46名、うち男性5名の参加者でした。

ニュージーランド人や、イギリス、アメリカなどから移り住んだ人が主に参加していました。

日本人は私だけ。

アジア組は他に、こちらの学校で針治療の学校に通っているシンガポール人の女の子が一人だけでした。

 

今回のTTCは参加して本当に良かったと思っています。

中医ベースのヒップモジュールのTTCでしたので、学んだ内容は大雑把に以下です。

 

中医学の基礎

経絡とポーズの関連性

Guashaマッサージ(スクレイピング)

臀部、鼠蹊部、大腿についての解剖学

骨格の違いのチェック方法と、その骨格に合ったポーズの取り方

陰ヨガの考え方、生徒さんに対するアドバイスやインストラクションの注意事項

 

私個人の感想としては、中医学の基礎はもうすでに学んでいたので、おさらいという感じでした。

クラスの半分の方はある程度中医に関する知識はあるようで、みなさん流して聞いている感じ。

 

一番参考になったのは骨格の違いのパートでした。

私の現在のクラスのスタイルは、生徒さんに無理をさせないポーズで気持ちよくストレッチを感じてもらうことなのですが、アライメントを気にしすぎてしまう生徒さんや、どうしてもきれいに見えることにこだわってしまう方もいます。

人によっては骨格の付き方によって、アライメント通りにやってしまうと悪い痛みが出てしまうこともあるので、アライメントは気にしない方がいい事もあるのです。

 

色々な国でヨガを学び、教えた経験があるので、国籍によって骨の付き方が全く違うこと、また生活習慣の違いから身体の構造が違うこと、日本人には容易にできても、その他の国の人には骨格の違いからそもそもとても難しいポーズがあることは分かっていました。

「日本人だったら簡単~」なポーズで膝を痛める外国の方もたくさん見ています。

 

骨格の違いを学び、検査方法もJoから教えてもらったので、これからはそれを基にちゃんと生徒さんに分かりやすく説明して納得してもらえ、なおかつ気持ちよくストレッチしてもらうお手伝いが自信をもってできると思うとウキウキします~。

私のなかでモヤモヤとしていた考えが、「やっぱりそれでいいんだ!」と再度確認できてクリアになりました。

すっきりです。

 

以前は私もアライメントを気にするヨガインストラクターでした。

でも、たくさんの生徒さんを見ているうちにアライメントにそんなにこだわる必要はないと思うようになったんですね。

本人が楽しく気持ちよくヨガできてればいいじゃないかと笑。

 

まぁ、考え方は人それぞれですので、アライメントを気にすることで楽しくヨガできる方もいます。

どんなスタイルでも自分が好きなヨガならおっけーです。

 

JoTTCは私個人的にはおススメです。

彼女のヨガに対する考え方が共感できるというのもありますし、中医と解剖学が一緒に学べますし、わかりやすく教えてくれます。

興味のある方は「いきなりTTCを受ける」でなくとも、彼女のシンガポールのレギュラークラスに参加したりしてみてはいかがでしょうか?

ラクダのポーズ まなみヨガ 西安

しばらく山のネタが続いたので、ヨガのネタに戻ります~。

 

「どうしてアジアの人は身体が柔らかいのか?」

ヨガをやっていると、よく欧米系の先生や生徒さんから聞かれます。

彼らにとっては私たちの柔軟性が本当にうらやましいようで、「なんで?どうして??」と必ずと言っていいほど聞かれます。

特に、ハートオープニングの後屈系や、パドマアーサナなど、「どうやってるの??」「どうしてできるの??」としつこい程聞かれます。

 

確かに、中国人、韓国人、日本人の方は別の国、特に欧米の方たちと比べて身体の柔軟性がある方がとても多いです。

ちなみにフィリピン人は硬い方が多く、その他のアジアの国に関しては十分な人数を観察していないので何とも言えません。

 

私もどうしてなのか気になり、色々な国の人の生活習慣を見たり、実際にその国で生活してみて私なりに考察した結果、以下の予想を立てました。

もちろん、以下の予想が柔軟性がある直接の理由ではありませんよ!

人によって別の理由があったり、様々な原因が関係していると思います。

 

 

日本人

お風呂に入る習慣がある。

 

中国人

冷たいものを飲まない、食べない。

朝もしくは夕方に運動する習慣がある。

 

韓国人

唐辛子で身体を温めている。

 

 

日本人で体の硬い方にお風呂について聞いてみると、シャワーで済ますという方が多いように思います。

もちろん、身体が硬い原因はお風呂だけではありませんが。

冷房の効いている部屋で一日中仕事をしているだとか、身体をあまり動かさないとか、食べる物なども関係してきます。

冷たいものをよく飲んだり、甘いお菓子が好きでよく食べたり、お酒、パスタやパンが好きな人、つまり「陰」の属性が強い食べ物が好きな人は硬い人が多いですね。

 

基本は、身体を冷やさない、筋肉をリラックスさせてあげる時間を作ることでしょうか。

筋肉の性質として、温めると柔軟性が増します。冷やしたり、緊張すると縮んで硬くなります。

 

身体の柔軟性を向上させたければ、ヨガ以外でも日常生活で色々とできることはありますよ!

 

香港 夜景 まなみヨガ

ラストスパートで勉強も真面目に頑張っていますよ!

 

ところで、私の大学のクラスメイトの何人かは真っ直ぐ教壇の方を向いて字がかけません。

いつも身体をひねってノートも教壇に対して斜めの状態です。

クラスメイト17人中の3人がそういった癖を持っています。

 

こういう人たちは真っ直ぐに立ったとき身体が既に捻じれているので、字を書く時には身体を捻じって書かないと真っ直ぐに字が書けないことが多いようです。

 

ロシア人の女の子のクラスメイトが特に身体が捻じれているのですが、

「もう限界!休みを取らないと頭がおかしくなりそう!これ以上中国にいられない!」と、

学校を休んでこの間までしばらく旅行に行っておりました。

 

帰ってきたと思ったら、かなり体のバランスが改善されていました。

字を書く時も、黒板に向かって15度ほどしかズレていません。

前は40度くらいズレていたのに!

 

彼女は予定をたくさん詰め込み過ぎるタイプで、毎日忙しそうにしていました。

時間に追われて勉強もろくにできず、中国の環境にもなじめなくてカリカリしていました。

 

ところが今は顔の表情も柔らかくなり、以前より明らかに勉強に集中できています。

身体のバランスが整ったことで、精神的にも落ち着きを取り戻し、何をやるべきかしっかりと考えることが前よりもできるようになっているようです。

 

ストレスや疲れが溜まってくると、身体のバランスが崩れますが、バランスが崩れることによって思考や体調に影響が出ます。

 

彼女は旅行に出かけることで体力も回復し、リラックスすることで身体が緩み、自動的に骨格や筋肉のバランスが調整されたのでしょう。

 

彼女は全くそのことに気づいてないようですが、何はともあれ良い方向に改善されてよかったです。

中国語の勉強以外にも、他の国から来た学生の骨のつき方や身体の癖、行動パターンなど、大学生活はとても面白く、勉強になることばかりです!

 



東京から戻り、愛知県におります。
最近バタバタしていて、あまりブログで文章をかけておりませんが、中国に戻ったらちゃんと書きますねー。
また解剖学のビデオを撮影しましたので、YouTubeにアップします!

肩周りの使い方についてです。
日常生活に取り入れると、肩こりや頭痛が緩和しますよ。


たまに生徒さんから「どうして??」と聞かれる質問です。

いつかブログに書こうと思ってましたが、動画の方が分かりやすいのでYouTubeでアップしました!

 

もちろん、ここで説明した「首と肩の力み」以外の原因もありますよ。

ただ、私の経験上この「首と肩の力み」が一番多い原因だと思います。

 

「首と肩のリラックス」少しづつ意識してみてくださいね!

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