ナチュラル生活1年生

7年の海外生活を経て、日本に戻ってきました。 今までのヨガ、中医の生活に加えて、体にも自然にも優しいナチュラルライフを少しずつ日本で取り入れていきたいと日々勉強しています。

カテゴリ: experiment 考察

もうすぐ今年も終わりですね!

そろそろ新年の抱負を考え始めている方、多いのではないでしょうか?

私もその一人です(笑)

 

毎年毎年新年に目標を立てても、なかなかできない!

という事もよくありますよね~。

 

もちろん、私もすべての目標を毎年達成できるわけではありません。

ただ、なるべく目標に近づく努力はできる限りしています。

 

私なりの工夫としては、

    目標は一つではなく、複数立てる

    比較的達成可能な目標もいくつか混ぜておく

    達成困難が予想される目標は、最終目標にたどり着くまでに目標を分割設定しておく

    具体的な目標の方がよいが、あいまいでもよい

 

です。

 

それぞれの理由としてはみなさんもうすぐにわかると思いますが、以下の通りです

    複数立てたほうが一つの目標を達成できなかったときに比べ、少しでも達成しやすくなるし、達成したときに満足感が得られやすい

    比較的優しい目標を入れておけば、その年の早い段階で達成することが可能で、自身に繋がる

    最初から難しいと分かっている目標は達成できない確率がかなり高いので、いくつか段階を分けた方が結果達成しやすいし、不要な気負いもなくなる

    目標によっては、色々な要因を考えたうえでないと方向性が決まらないものもあるし、とりあえやってみないとどう発展するかわからないものもある。とにかくやってみるということが大切な時もある。

 

例えば、私の今年の目標は以下の通りでした。

    フィリピンから中国に移住するにあたって、フィリピンの生徒さんのアフターフォローができるように何らかのシステムを作る

    西安のヨガスタジオの現状を把握し、自分のヨガスタジオ運営について方向性を決める

    西安でヨガをとりあえず教え始める

    中医学と中国語の基礎を勉強する

    少しペースをスローダウンし、自分自身をリラックスさせて今後の人生プランを気ままにゆっくり一年間考えてみる

    フィリピンの事業の売却

 

全然目標ではないような事柄ばかりですが…。

でも、それでいいのです。

 

少しゆるいくらいのほうが、頑張って達成しなきゃ!という気張りもなくなって、いい感じで肩の力が抜けて挑戦できます。

高い目標を設定してしまうと、焦る気持ちや真剣に頑張りすぎてすぐに疲れてしまいますから。

 

ポイントは、頑張らないことです(笑)

 

未来のことを考えたり、目標を立てるのはとっても楽しい作業ですよね!

その醍醐味が一番味わえるこの時期、ついつい高望みして大きな目標を立ててしまいがちですが、皆様も気楽に考えてみてはいかがでしょうか??

前回、チャトランガの考察1を書きましたが、「うまく手と足で体を押して前におろせません!」という方。


もう少し分かりやすく言うと、


肩甲骨を軽く寄せて下へ下げる

というイメージを持ちながら肘と胴体の動きを連動させるとうまくできます。


肩甲骨を軽く寄せることで、腕が体側につきます。

そして、肩甲骨を下へ下げる、つまりお尻の方へスライドさせることで、自動的に体が前方へ動きます。

結構チャトランガが苦手な方が多くて、どう説明したらわかってもらえるかなぁと色々と説明の方法を長年考えて、今のところこの説明でわかってもらえることが多いです。

もしまだわかりにくければ教えてくださいね!
また別の説明の仕方を考えます笑。


しかし、大前提として前鋸筋などチャトランガに必要とされる筋肉が最低限ついていることと、肩周りの柔軟性が必要とされます。


体の土台がまだ十分でない方は、少しづつ簡単バージョンの練習から初めてトライしてみてくださいね!


 

 

 

 

 

 

日本滞在中のプライベートレッスンで

「私、汗がかけないんです。どうやっても全然汗が出なくて、すごく冷え性なんです。
また、便秘もひどくて…。」

という30代後半の女性の方がいらっしゃいました。

 

試しにヨガをやりながら体を見てみると、本当に全く汗が出ません。

普通であれば汗が出るようなシークエンスを行いましたが、全く汗が出ないのです。

ヨガ後の顔は白く、お肌はサラサラです。

 

その方は、別に体がガチガチに硬くなっているわけでもなく、柔軟性もあり、ポーズもすんなりと取っているので、それなりに筋肉も動いています。

 

これは体のサインとして良くないことが起きているということですので、さらに詳しくお話を伺ってみました。

 

その方の症状をまとめると

・極度の冷え性で、プライベートでは絶対に冷房をつけない。
 冷房の効いている会社では夏でも常に厚着。

(今年の夏の猛暑でも自宅では冷房なしでちょうどいいとのこと)

・運動はしたいが、仕事が忙しくできていない状態。

・むくみがひどい。特に脚全体。

・便秘がひどい。

(下剤を飲んでも出ないので、続けて何錠か飲まないと出ない)

・時々膀胱炎になる。

 

こういった状況がもう何年も続いているとのこと。

 

足のむくみと冷えがひどいとのことでしたが、ハムストリングも硬くなく、股関節の稼働も問題ありません。

 

これだけ体が問題なく動くのに、上記の症状があるという事は、思い当たる原因は1つしかありません。

 

試しに食生活やその他もう少し聞いてみました。

 

・普段何を飲みますか?

・水分補給はどの程度しますか?

・果物は好きですか?

・甘いものやお菓子は食べますか?

・普段、どういう食事内容ですか?

・減塩の食事をしていますか?

・お風呂は湯船ですか?シャワーですか?

 

話を聞いた結果、やはり

 

塩不足が原因による体の内部の冷え

 

でした。

 

一時、塩は体に悪いという間違った認識から減塩がよく叫ばれていましたが、人によっては塩が足りなくて不調を引き起こす方もいらっしゃるのです。

 

特に、体が冷えている方は体を温める効果のある塩が足りていないことが多いです。

塩は胃で消化液となり、腸では蠕動運動を助けます。

その他にも、塩は人間の生命活動に不可欠なものですので、塩が足りなくなると生命活動自体低下してしまいます。

 

生命活動自体が低下してしまうので、原因不明、もしくはよくわからない体調不良が続くのです


例えば、

 

・体がだるい

・朝起きるのがつらい

・やる気が起きない

・疲れやすい

・めんどくさがりになる

・便秘、下痢

・体がふらつく、めまい

・すぐに風邪を引く

・ひどい肩こりや腰痛

・膀胱炎、頻尿、尿の出が悪いなどの泌尿器系のトラブルや悩み

 

これらの症状は、「これが原因!」というものがなく、「ストレス」「もう歳だから」などという言葉で片づけられることが多いです。

また、「私はそういう体質なのよ」と思い込んでいる方々もいらっしゃいます。

したがって、「塩不足が原因」だとは多くの人は気づきません。

 

ちなみに、私のクラスを受けた女性の方は、食事にはものすごく気を使って、健康に良いものを食べていましたが、身体内部の冷えと塩不足で胃と腸の動きが鈍っていたため、せっかく体にいいものを食べても、それをきちんと栄養として取り入れることができない状態になっていました。

 

まずは、食事をとる際に塩を補給しましょう!

ただし、精製された塩ではなく、岩塩などの自然塩を使ってくださいね。

摂りすぎた塩は、尿で出ていくので大丈夫ですよ。

 

そして、体、特にお腹を温めること!

温かい飲み物(白湯をおススメします)を飲んだり、腹巻をしてお腹を温めましょう。

 

フルーツなどは確かに健康に良いのですが、あまり食べ過ぎると体の中の塩が相対的に減ってしまいますし、体を内側から冷やす食べ物ですので、塩を振りかけて食べるとか、温かい飲み物と併せて摂るなどの工夫をしてくださいね!

 

とにかく、体を温めることがまず基本ですよー。

 

色々な国と都市を回っていつも思うのですが、首都だったり、大きな都市にはあまり長く滞在するとエネルギーを取り込みすぎて疲れてしまいます。

 

NYや東京、上海、その他、私にとってちょうどいいのは1か月まで。

膨大なエネルギーが渦巻いている都市は、その流れに敏感な人にとっては影響を受けやすく、自分のペースを崩してしまいがちです。

 

もちろん、そのエネルギーの刺激を心地よく思い、楽しめる方々もいらっしゃいます。

しかし、多くの方は少し周りのエネルギー量を落とさないと、自分の体がついていけなくなるはずです。

 

西安は私にとってちょうどいいエネルギー量を持っている都市です。

適度に都会で不便しないけど、昔からの中国が垣間見れておもしろいし、何よりも西安の人が発するエネルギーには“温かみ”を感じるのです。

 

逆に広州などの南の方の都市は、同じ中国でも全く異なるエネルギーを持っており、残念ながら私としてはあまりよいエネルギーを感じ取れませんでした。

トランジットで何度か利用していますが、よいエネルギーを感じたことがないので、市内に滞在しようと思う気持ちも起こりません。

 

エネルギーにも色々と種類があるのですが、西安の方の持っているエネルギーは“優しさ”“温かみ”“純粋さ”を強く感じます。

そして、彼らのエネルギーの特徴として、「それを感じ取れる人々を非常に元気にすること」です。

 

もちろん、感じ方は人それぞれですし、個人差があります。

しかし、こういった「住んでいて心地の良い地域や都市」を見つけるのは一生の宝ものではないでしょうか?

 

「住めば都」とは昔からいいますが、「住んでも都にならない都市」は残念ながら存在します。

私も過去に、「住めば住むほど嫌いになってしまった都市」があります。

 

自分のエネルギーに共鳴しないエネルギーを持つ場所に住み続けても、自分の能力を本当に活かすことはできません。

 

よいエネルギーが共鳴することで、よりよいエネルギーが生まれるのです。

いわゆる「相乗効果」ってやつですね!

 

西安は私にとってその「相乗効果」が生まれる都市だと強く感じます。

現に、西安に来てから仲よくなった方々は本当に素晴らしい人たちばかりで、みんなものすごくいい人です。

 

こうした繋がりを大切に、よりよい相乗効果でお互いがさらなる高みにいけるよう、これからもこの西安で切磋琢磨していきたいと思います。

バカアーサナ、私の苦手だったポーズの一つです。

何度やってもコツがつかめず、やるたびに以下のような状態でした。


・脚はあがるけど、少しだけ。
 それ以上上に高くあげようと頑張って腹筋を意識しても、全然脚が上がらない。

・顔を地面に近づけるようにとアドバイスをもらうが、どうしたら近づけることができるのか、やり方がよくわからない。


八曲りのポーズなどのアームバランスはできるのに、なんでバカーサナだけうまくできないんだ??
と、いつも訳が分からない状態が4年続いていたのです(長かったなぁ)。

私のなかで、いまいちしっくりこないポーズだったバカーサナ。
色んな人にアドバイスを聞いていたのですが、なかなかできるようになりません。

ところが、ある人の一言で「はっ!!!」と気づきました!

それは、

手を使ってマットを押す

です。

そう、この意識がバカーサナではとても大切だったのです。

手のひらから肩甲骨までを使って、地面を思いっきり押す!
そうすることで、押した反動として自分の体を持ち上げる力が地面から伝わってくるのです。
きれいに力を伝えることができると、手のひらから肩甲骨までカチッとうまく筋肉や骨が正しいポジションにはまっているのが自分自身で分かるはずです。

この、手のひらから肩甲骨のつながりをきちんとできていれば、まず脚がきれいに上がり、そして顔を地面に近づけるという次の作業ができるようになります。

「脚を上げるのは腸腰筋など、丹田周りの筋肉」と、そちらにばかり気を取られていました。
再度、体は繋がっていて、「全て一緒に連動して動かす」ということの大切さを実感した出来事でした。

もちろん、体を持ち上げる上での最低限の腕の筋肉、腰周りや背筋も必要となります。
ベースとなる体を作り上げることも大切ですよ。

この助言をしてくれた友人はヨガの先生ではないのですが、私の悩みを見事に解決してくれた、的確なアドバイスをしてくれました。
Gさん、感謝しています!

おかげで私のバカーサナはより高く脚を上げて羽ばたくことができるようになりました!

皆さんも試してみてくださいねー。

現代人の多くの方は、体と心がバラバラになっていて、それが原因で色々な病気や体調不良、精神的な不安定さを引き起こしています。

 

多くの方は

 

体を心に従わせる

というのがあまり得意ではないようです。

 

例えば、

「本当はいい仕事をしたいのに、頭痛のせいで集中できない」

「旅行に行って楽しみたいのに、なんだかだるくて気力がわかない」

「健康に良くないとわかっているのにタバコがやめられない」

 

これらはすべて、体が心の言うことを聞いてくれないために起こっている事柄です。

体が自分の意思とは別に暴走してしまっている状態です。

この状態が進むと、体によってすべてが支配されることになります。

 

私のヨガのクラスには、体調不良を改善したくて来てくれている方もたくさんいます。

その方たちの大半は、心と体がバラバラになってしまったことで体の健康が損なわれてしまっています。

 

体と心がバラバラになってしまう理由は人それぞれですが、ヨガを通じて改善することは可能です。

体調不良が長い事続いてらっしゃる方には信じられないかもしれませんが、自分の体調をコントロールすることは可能なのです。

 

体調を悪くしようと思えば悪くできてしまいますし、良くしようと思えば改善できます。

多くの方は、知らず知らずのうちに体調を悪くするような姿勢や生活習慣のために体調が悪くなっているだけです。

 

コントロールの仕方さえ理解できれば、体調管理は意外と簡単です。

 

ヨガを通じて、

「体が硬い」「うまく動かない」「一部に突っ張りを感じる」状態から

「少しづつほぐれてきた」「動かすコツがわかってきた」「突っ張る感じがなくなってきた」という変化を感じながら

 

どうしたら自分の体を思い通りに動かすことができるようになるか、体のコントロール方法を少しづつ身に着けることができます。

そして、自分の体のコントロールができてくると、自然と健康になり、心と体のコントロールがよりしやすくなります。

 

もちろん、やみくもにヨガをやっていても上達しませんので、それぞれのポーズやその方の状態に合わせて、どこをどう意識するかが大切です。

ポーズをとっているときの意識の仕方によって、意識をしないときと格段に差が出ます。

 

極端な話、一日の半分の時間体調が悪ければ、人生の半分が楽しくなくなってしまいます。

ヨガを通じて、もちろんヨガ以外でも自分に合ったものが見つけられればそれを通じて、体に人生をコントロールされるより、自分自身でコントロールして、充実した生活をおくりましょう!

クラスの最後のシャバーサナ、たまに目を開いて行っている方がいます。

シャバーサナは目をつぶりましょうね。

 

目を開いていると、外部からの刺激を受けやすくなってしまいますし、何よりも目を開けた状態ではリラックスすること自体できません。

 

シャバーサナで目を開いている方は、呼吸を整えたりするときやみんなが普通目をつぶる場面やポーズでも目を開いています。

 

私がヨガを教えているうちに気づいたのは、目を閉じてリラックスできない方に多く共通する事柄は、

 

骨格と体の歪み

 

です。

特に、背骨の歪み。

 

おそらく、背骨の中にある交感神経が歪みにより変な風に圧迫されてリラックスして目を閉じることができない、もしくは骨がゆがんでいるため体に違和感を感じ、なんだか落ち着かないのでしょう。

 

体の歪みをなおせば無理なくシャバーサナできるはずですが、そんなに簡単にゆがみを直すことはできない場合もあります。

 

なので、どなたでもシャバーサナできるように以下コツを書き出しますね。

 

 

・とりあえず目は閉じる

(目を閉じることによって、より自分の内側に集中できます。)

・静かに呼吸する

(なるべく筋肉を動かさないようにすることで瞑想状態に入りやすくなります。)

・吐く息で体が重くなる感覚を持つ

(筋肉をリラックスさせると、ズシンと筋肉自体の重みが感じられます。)

・肩甲骨を軽くよせる

(肩甲骨を少し近づけることで胸がひらき、気持ちよく瞑想状態に入りやすいです。)

・顔の力を抜く

(表情筋も力を抜いてお休みさせてあげましょう。若返りにもつながりますよ。)

・頭に浮かんでくる事柄をとりあえず忘れる

(とりあえず何も考えないという努力をすれば、だんだんと頭の中を空っぽにすることができるようになってきます。最初は色々と浮かんできた雑念が消えないと思いますが、なるべくその雑念をシャバーサナ中はどこか別の場所に置いておきましょう。)

 

 

気持ちよくシャバーサナできるといいですね!

 

チャトランガで床へ体を落としていくときに、体を真下に落とす方がいます。

しかし、体を真下に落とすと腕のアライメントが崩れてしまいますし、辛いだけですよ。

海外のクラスでは、「Lower down to Chaturanga」とインストラクションが入ります。

直訳すると日本語と一緒で、「チャットランガの体制に体を落とす」です。

ほぼ決まり文句ですので、先生もあまり気にせず細かい指示は必要であればすればいいという意識でしょう。



しかし、このとき意識すべきことは「体を前方に落とす」です。

つまり、床へ体を落とすときに真下ではなく、頭のほうへ少しスライドしながら落としていくということです。

この意識を持って行うと、腕がきれいに90℃体側に対して整います。

肘と体側が同じ高さに整い、肘の真下に手首がくるのが理想的なアライメントです。



「体を前方へ」という意識がないと、アライメントが崩れ、間違った筋肉を使用することになります。

そして、腕力に頼りがちなため腕の筋肉が発達して大きくなりますよ。

男性はいいかもしれませんが、女性はあまりありがたくないですね。



ちなみに、私は体をそのまま下に落とすと腕の筋肉をかなり使用するためものすごく辛いです。

前のほうにスライドしながら床に近づけた方が断然楽にチャトランガに移れます。

足と手で体を前方に軽く押し出しながら下がっていくイメージでしょうか?

この方が効率よく、少ない力で体を移行できますよ。

もちろん、コアの筋肉も一緒に連動させることが大切です。

振り子時計のようなイメージで、コアを中心に体ごと動かしましょうね!



少し意識を変えるだけでポーズで使う部分、ポーズの以降のしやすさがぐんと変わってきます。

お試しくださいね!



ただ、ビギナーの方は無理をしてチャトランガに移ると手首などを痛める恐れがありますので、まずは膝をついてやる簡単バージョンで練習することをおススメします!





 


 


 


 


 


 


 


 

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