中国の柿 まなみヨガ西安

週末に中国人の友達の家に遊びに行き、柿取りをしました。

彼女は私のヨガ教室に来てくれている生徒さんなのですが、家は西安の南の山のふもとにあり、大自然に囲まれたとても環境の良い場所に住んでいます。

 

ちなみに私、生まれて初めて柿を木から取りました!

日本のイメージだと、「木に登ってハサミを使って柿を取る」のが強いので、そのつもりで行きましたが、

「竹の棒を使って柿を取る」手法でした。

こんな風にして取ってました↓

中国 渋柿 とろとろ まなみヨガ西安

シンプルで、一昔前のようなところがいいですね。

 

ところで、中国の柿はほとんどが柔らかいです。

柔らかいというか結構ドロドロです。

渋柿が熟すとこんな風にドロドロになりますが、いつ見てもどれもドロドロだし、これは渋柿ではないとのこと。そもそもこういうやわらかい品種なのかしら?

 

中国人の友達に聞いても、日本のような硬い柿がこちらにはないのでわからないみたいで、

「???アナタ何イッテルノ???」

という感じで全然参考になりません...

 

店頭や青空市場で売っている物も柔らかいので、注意して扱わないといけません。

日本語学校でも柿の話が以前出て、日本に留学したことのある学生が「日本の柿は固いですネ!中国と違いますネ!」と驚いていました。

でも、その子に聞いても結局西安にあるカキは果たして渋柿が熟したものなのかわからずじまい。

形は日本でいう「渋柿」の紡錘形じゃないんですけどね~。

わからないまままだ解決していません。

 

なにはともあれ、柿を木から取るときは注意しなければなりません。

優しく扱わないと、すぐに木から落下します。

また、他の人が取ろうとしたのか自然に落下したのかは分かりませんが、柿の木の周りは落ちた柿でぐちょぐちょになっているので靴が汚れます。

 

今回私がした柿取りは、竹の棒をつなげて長くし、先端を2つに割ってそこに柿の木を差し込み、ひねって枝からもぎ取るというものでした。

うまくひねらないとすぐに柿が落下します。

一種のゲーム感覚で意外と面白く、夢中になって時間を忘れてしまいました。

 

肝心の味ですが、日本の柿の方が私は美味しいと思います。

いくつかの木の味を試した結果、どれも柿から土の味がちょっとします。

日本で食べると、柿のあの甘さと独特の香りがいいなぁと思うのですが、こちらは水っぽくてベシャベシャで。

手入れされてない土壌だとやっぱりおいしくないのかな?

日本人の私としてはやはり固い柿のほうが好みです。

 

たくさん柿を頂いてきたのですが、私としては味がいまいちなのでシャーベットにでもしてみようかと考え中です。

西安の人たちは基本的にはそのまま生で頂くか、干し柿やかき餅として油で揚げてお菓子にしてしまいます。

 

中国で柿取りをする機会があれば、落下する柿には皆様お気を付けください。